小葉
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
小葉とは、器官(臓器)などを葉(よう)というかたまり状の部分に分けるとき、1つ1つの葉を更に細かく区分するときの単位(1つの臓器がいくつかの葉に分かれ、それぞれの葉がいくつかの小葉にわかれる)。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 小葉 | しょうよう |
英語 | lobule * | ロービュール | |
ラテン語 | 単数 | lobulus | ロブルス |
複数 | lobuli | ロブリ |
* | 葉 lobe に、 -le 小さいものを表す語尾(指小辞 ししょうじ)がくっついた言葉 |
葉や小葉は、臓器(器官)の構造を区切るときに使う呼び方で、肉眼や顕微鏡でみたときに、構造に区分が見られるときに使う。器官の区切りは、切れ込み(=裂、溝などとよばれる)が入っていて、外側から葉と葉の境界がはっきりわかる場合もあるし、臓器の外側から見てもわからないが、臓器の断面でみると、臓器を包む結合組織(=被膜など)が臓器の内部まで入り込んでいて、葉や小葉の境界となっていることもある。
葉と小葉で区切られる器官の例 †
カテゴリー: 形