肩関節 のバックアップソース(No.3)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 
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 ''肩関節''とは、[[肩]]にあって、[[肩甲骨]]と[[上腕骨]]がつくっている[[関節]]。二の腕([[上腕]])の運動の支点になる関節。

|3|2|13|18|c
|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|肩関節|かたかんせつ、けんかんせつ|
|~|~|肩甲上腕関節|けんこうじょうわんかんせつ|
|>|英語|shoulder joint* |''ショ''ウルダー・''ジョ''イント|
|~|~|glenohumeral joint* |グ''リー''ノ-''ヒュ''ームラル・''ジョ''イント|
|>|ラテン語|articulatio glenohumeralis|アルティクラティオ・グレノフメラリス|


| * joint のかわりに articulation アーティキュ''レ''イションも使う |f



 [[肩甲骨]]の外側にある[[関節窩]](肩甲骨関節窩)という浅いくぼみに、[[上腕骨]]の[[上腕骨頭]]という半球型のでっぱりがはまってつくるので、別名 ''肩甲上腕関節''ともいう。

 関節の形状と運動についての分類では、多軸性の[[球関節]]に分類される。球関節は運動の方向の制限が比較的ないため、上腕は''肩関節''を中心にして、3次元的な自由な運動ができる。''肩関節''の運動には[[屈曲]]・[[伸展]]、[[内転]]・[[外転]]、[[内旋]]・[[外旋]]がある。

''肩関節''は広範囲の動きが可能である。しかし、安定性が低いため[[脱臼]]しやすい関節である。[[上腕骨頭]]はおよそ1/3球であるが、[[関節窩]]は浅くて狭い。すなわち、[[上腕骨頭]]の方が大きく、[[関節窩]]の方が小さい。(約3:1)

関節の適合性を補うため、
1.[[関節窩]]には[[関節唇]]が介在し、[[関節窩]]の深さを約2倍としている。
2.烏口肩峰靭帯、[[烏口突起]]・[[肩峰]]からなるアーチ状の[[烏口肩峰アーチ]]によって、[[脱臼]]しにくくする。
といった特徴がある。

> カテゴリー: [[体の部位>category/体の部位]] | [[上肢>category/上肢]] | [[胸部>category/胸部]] | [[上肢帯>category/上肢帯]] | [[運動器系>category/運動器系]] | [[骨格系>category/骨格系]] | [[関節>category/関節]]

 
 

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