腹大動脈 のバックアップ差分(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2011-06-10 (金) 06:59:35)
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''腹大動脈''とは、大動脈の途中で腹腔内に入ったあとの部分のこと。 ''腹大動脈''とは、[[大動脈]]の一部の名前で、[[腹部]]を下向きに進む部分のこと。 [[大動脈]]は[[心臓]]の[[左心室]]を出て、Uターンしたあと(=[[大動脈弓]])、下向きに進む(=[[下行大動脈]])。下行大動脈は、前半は[[胸腔]]を通り、[[横隔膜]]を貫通したあと後半は[[腹腔]]に入る。最後は腹腔内で左右の[[総腸骨動脈]]に分かれて終わるが、腹腔に入ったあとが腹大動脈である。 [[大動脈]]は体に1本しかないので、「大動脈」がつく名前([[上行大動脈]]、[[大動脈弓]]、[[下行大動脈]]、[[胸大動脈]]、腹大動脈など)は大動脈の途中の一部を指す呼び名である。 腹大動脈は[[腹腔]]の中では背中側の壁(=[[後腹壁]])に接している。背骨([[脊柱]])の前、左側にある。 腹大動脈から分かれる枝には、 - [[腹腔動脈]]、1本 - [[上腸間膜動脈]]、1本 - [[下腸間膜動脈]]、1本 - [[下横隔膜動脈]]、1対 - [[腎動脈]]、1対 - [[副腎動脈]]、1対 - [[精巣動脈]](または[[卵巣動脈]])、1対 - [[腰動脈]]、数対 - ([[総腸骨動脈]]、1対) などがある。