方形葉
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
方形葉とは、肝臓の表面がいくつかの部分に分かれて見えるかたまり(葉)のうちのひとつ。ヒトの肝臓の下面にある。肝臓には、方形葉の他には、右葉、左葉、尾状葉がある。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 方形葉 | ほうけいよう |
英語 | quadrate lobe (of liver) | クァドゥレイト・ロウブ | |
ラテン語 | lobus quadratus hepatis | ロブス・クワドラトゥス・ヘパティス |
肝臓は大きく右葉と左葉に分かれる。右葉と左葉の間の狭い部分で、肝臓の下面には、小さな膨らみが前後に1つずつあるが、そのうち、前が方形葉で、後ろが尾状葉である。方形葉と尾状葉は、葉というよりも実質的には肝臓表面にあるただの小さな突起。
方形葉はその名前の通り、方形=四角形をしている。方形葉の右側には胆嚢があり、方形葉と尾状葉の間には肝門がある。