足根骨 のバックアップの現在との差分(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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[[足首]]
 ''足根骨''とは、[[足首]]の[[骨]]のこと。片足に7コあり、それぞれに名前がついている。足根骨は、足の後部([[かかと]]のある側)、[[下腿]]の骨([[脛骨]]と[[腓骨]])の下にあり、足首やかかと、足の甲のつけ根の部分までをつくる。前方では足の甲の骨([[中足骨]])につながる。ちなみに[[手首]]の骨、[[手根骨]]は8コある。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|足根骨|そっこんこつ|
|~|一般|足首の骨|あしくびのほね|
|>|英語|tarsal bone(s) * |''タ''ーサル・''ボ''ウン(ズ)|
|ラテン語|複数|ossa tarsi ** |オッサ・タルスィ|

| * |  tarsal は [[足根]] tarsus の形容詞形 |f
| ** |  7つの骨をまとめて呼ぶ言い方なので複数形 |f

 足根骨は、7つの[[骨]]すべてが[[短骨]]に分類される。前部の骨5つと後部の骨2つの2グループに分かれる。後部にある2つは[[距骨]]と[[踵骨]]。距骨は[[脛骨]]・[[腓骨]]と[[関節]]([[距腿関節]])をつくる骨、[[踵骨]]は距骨の下で[[かかと]]をつくり、[[アキレス腱]]が付く骨である。前部の5つの骨は、[[舟状骨]]、[[内側楔状骨]]、[[中間楔状骨]]、[[外側楔状骨]]、[[立方骨]]。もっとも前部で[[中足骨]]と接するのは4つの骨で、内側から内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨、立方骨と並ぶ。これらの骨と中足骨の間の関節は、[[足根中足関節]](別名 [[リスフラン関節]])。内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨の後方には[[舟状骨]]が接し、舟状骨と距骨が接する。外側にある立方骨は直接踵骨と接する。足根骨の間の関節は[[足根間関節]]という。そのうち、足根骨の前部と後部の間を分ける関節([[横足根関節]]、別名 [[ショパール関節]])は、内側では距骨と舟状骨の間、外側では踵骨と立方骨の間にある。

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<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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