門脈 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 門脈とは、動脈から毛細血管に分かれたあと、合流して静脈になった血管が、再び毛細血管に分かれるような特殊な接続をしている場合、2つの毛細血管をつなぐ静脈を門脈と呼ぶ。

 門脈のある場所は体内でごく限られていて、門脈と言えば小腸などから肝臓に流入する肝門脈をさす。視床下部と下垂体をつなぐ下垂体門脈は単に門脈とは呼ばない。

 門脈を流れるのは静脈血で酸素をそれほど多く含まないので、門脈はその臓器の機能のための物質輸送を担う機能血管で、酸素を主として供給する栄養血管が別にある。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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