松果体
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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松果体とは、脳の一部が変化してできた内分泌器官で、メラトニンなどのホルモンを分泌する。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 松果体 | しょうかたい |
松果腺 | しょうかせん | ||
上生体 | じょうせいたい | ||
英語 | pineal body | パイネアル・バディ | |
pineal gland | パイネアル・グランド | ||
ラテン語 | corpus pineale | コルプス・ピネアーレ | |
epiphysis cerebri* | エピプフィスィス・ケレブリイ |
構造と機能 †
数 mm程度のサイズで、間脳に1個ある。間脳は第3脳室を囲む位置にあるが、第3脳室の背側(視床上部という)では脳室周囲の壁は薄くなっている。その後端にあって、脳の外側に向かってでっぱっている。
松果体からのメラトニンの分泌は、視床下部の制御を受けていて、昼(明期)に少なく夜(暗期)に多い。これが人体の概日リズム(日周リズム)をつくっている。