門脈 のバックアップソース(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 
 ''門脈''とは、[[動脈]]から[[毛細血管]]に分かれたあと、合流して[[静脈]]になった[[血管]]が、再び毛細血管に分かれるような特殊な接続をしている場合、2つの毛細血管をつなぐ静脈を門脈と呼ぶ。

 門脈のある場所は体内でごく限られていて、門脈と言えば[[小腸]]などから[[肝臓]]に流入する肝門脈をさす。[[視床下部]]と[[下垂体]]をつなぐ[[下垂体門脈]]は単に門脈とは呼ばない。

 門脈を流れるのは[[静脈血]]で[[酸素]]をそれほど多く含まないので、門脈はその[[臓器]]の機能のための[[物質輸送]]を担う[[機能血管]]で、酸素を主として供給する[[栄養血管]]が別にある。
 
 

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