下垂体 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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 ''下垂体''とは、または''脳下垂体''とは、[[頭部]]にある[[器官]]で、[[内分泌系]]に含まれ、多くの[[ホルモン]]を分泌する。下垂体から分泌されるホルモンには、[[成長ホルモン]]、[[抗利尿ホルモン]]など体の機能に関連するいくつかの重要なホルモンのほか、他の[[内分泌系]]の器官に作用して、その働きを調節する(=そこから分泌される[[ホルモン]]の[[分泌]]を増やしたり減らしたりする)「調節ホルモン」が何種類か分泌される。[[視床下部]]からの支配を受ける。

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|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[下垂体]]|かすいたい|
|~|~|[[脳下垂体]]|のうかすいたい|
|>|英語|pituitary gland* |ピ''テュ''イタリ・グ''ラ''ンド|
|>|英語・ラテン語|hypophysis** |(英語)ハイ''ポ''フィスィス &br; (ラテン語)ヒュポプフィシス|
|>|ラテン語|hypophysis cerebrii** |ヒュポプフィスィス・セレブリイ|


| * pituita とは鼻汁の意味 &br; ** hypophysis (cerebrii) は、(脳の)下で成長したもの、の意味。下垂体、脳下垂体の語源 |f



* 下垂体の位置 [#m47a878b]
 下垂体は、[[脳]]とともに[[頭蓋]]内にあり、脳にくっついている。場所は、[[第3脳室]]と[[間脳]]の下側である。間脳の下部にある[[視床下部]]のすぐ下。

 下垂体は、[[蝶形骨]]にある[[下垂体窩]]([[トルコ鞍]])というくぼみにはまりこんでいる。

* 下垂体の構造 [#b9c56fab]
 下垂体は、いくつかの部分に分かれていて、ぞれぞれの場所で別の[[ホルモン]]を分泌する。いずれも[[蛋白質ホルモン]]である。
- [[腺性下垂体]] … 下垂体の前部にある。腺性下垂体は、胎児のときに、[[口蓋]]の[[上皮]]が落ちこんで、そこから分かれた[[細胞]]のかたまり。脳と直接はつながっていない。
-- [[下垂体前葉]] … 腺性下垂体の大部分を占める。[[成長ホルモン]]、[[プロラクチン]]、[[副腎皮質刺激ホルモン]]、[[甲状腺刺激ホルモン]]、[[性腺刺激ホルモン]]([[卵胞刺激ホルモン]]と[[黄体形成ホルモン]])などのホルモンを分泌する。
-- [[下垂体中間部]] … 前葉と後葉の間にはさまれた部分で、ヒトでは非常に薄っぺらい部分なので、「中間部」と呼ばれるが、他の動物ではかなり大きく発達しているので、[[中葉>下垂体中葉]]と呼ばれる。[[メラニン細胞刺激ホルモン]]などのホルモンを分泌する。
- [[神経性下垂体]](下垂体神経葉、または後葉) … 下垂体の後部にある。視床下部とつながっている。視床下部の下部がだんだんと細くなって細い茎のようになり、その先が膨らんだ部分が神経性下垂体であるといえる。そこを通して視床下部から大量の[[神経線維]]が入り込んでいる。[[抗利尿ホルモン]]([[バソプレシン]])と[[オキシトシン]]を分泌する。



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