僧帽弁 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

> [[左房室弁]]、[[二尖弁]]でこの項目を参照しています

> [[僧帽]]に関連する内容があります

 ''僧帽弁''とは、[[心臓]]内にある[[弁]]のひとつ。弁は[[血液]]が逆流しようとすると閉まり、正しい方向に流れようとするときに開くようになっている。僧帽弁は、[[左心房]]と[[左心室]]の間にあり、[[心室]]から[[心房]]に向かって血液が戻ろうとすると閉まる逆流防止の役割がある。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[僧帽弁]] *|そうぼうべん |
|~|~|[[左房室弁]]|さぼうしつべん |
|~|~|[[二尖弁]] ** |にせんべん |
|>|英語|mitral valve * |''マ''イトラル・''ヴァ''ルヴ |
|~|~|left atrioventricular valve |''レ''フト・''エイ''トゥリオ-''ヴェ''ントゥリキュラー・''ヴァ''ルヴ |
|~|~|bicuspid valve |バイ''カ''スピッド・''ヴァ''ルヴ |
|>|ラテン語|valva mitralis * |ウァルア・ミトゥラリス |
|~|~|valva atrioventricularis sinistra |ウァルア・アトゥリオ-ウェントゥリクラリス・スィニストゥラ |
|~|~|valva bicuspidalis |ウァルア・ビクスピダリス |

| * |  僧帽弁の僧帽は、mitra(キリスト教の司教冠)の訳 |f
| ** |  [[二尖弁]]はあまり使わない |f

|450|c
|&ref(bischofliche_gaste.jpg,nolink,僧帽弁の名前の由来(司教冠));|
|&ref(僧帽弁/bischofliche_gaste.jpg,nolink,僧帽弁の名前の由来(司教冠));|
|  ''写真:式典に列席する司教(聖リボリウス祭、2005年、ドイツ、パーダーボルンにて)。司教冠の形が僧帽弁の名前の由来''((Source :[[Bischöfliche Gäste beim Liborifest in Paderborn>http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bisch%C3%B6flicheG%C3%A4ste.jpg?uselang=ja]], Auther: Karl-Michael Soemer (Soemling). Permission: Public domain(著作者により、目的、方法を問わず、あらゆる利用が認められています). Reproduced and modified.))|f

 [[左心房]]と[[左心室]]との間にあるので、[[左房室弁]]という名前もある。構造は、[[弁]]のフタがヨットの帆のように[[心室]]側から引っ張られて支えられているタイプ([[帆状弁]])で、弁のフタ([[弁尖]])が2つにわかれている。先が2つにわかれた弁の形が、キリスト教の司教が儀式のときにかぶる帽子(司教冠)に似ていることから僧帽弁の名前がついた。

 [[右心房]]と[[右心室]]との間の[[弁]]([[右房室弁]])も、僧帽弁と同じく、帆のような弁だが、弁のフタが3つにわかれていて、[[三尖弁]]と呼ばれる。

> カテゴリー: [[循環器系>category/循環器系]] | [[心血管系>category/心血管系]] | [[胸部>category/胸部]] | [[心臓>category/心臓]]
 
 

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