前頭葉 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 ''前頭葉''とは、[[大脳]]の一部で、左右の[[大脳半球]]の中央部付近を上下に走る大きな[[溝]]、[[中心溝]]よりも前方部分のこと。中心溝よりも後ろは[[頭頂葉]]。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[前頭葉]] |ぜんとうよう|
|>|英語| frontal lobe | フ''ロ''ンタル・''ロ''ウブ |
|>|ラテン語| lobus frontalis | ロブス・フロンタリス |

 [[葉]]とは[[器官]]をいくつかの部分に分けるときの呼び名で、[[大脳]]では表面から見える大きな溝を基準に、前頭葉、[[頭頂葉]]、[[側頭葉]]、[[後頭葉]]という4つの葉に分けられる。各葉の表面は大部分を[[大脳新皮質]]で覆われる。

 前頭葉には、[[中心溝]]に近い後部([[中心前域]])には、全身の[[筋]]の[[運動]]を制御する[[ニューロン]]が集まる[[運動中枢]]がある。[[運動性言語中枢]]などの運動に関与する中枢もある。より前方には自発性や判断力などをつかさどる[[連合中枢]]がある。

 表面のほとんどは、大脳新皮質で覆われるが、下面の一部にある[[きゅう脳]]は[[大脳古皮質]]である。
 表面のほとんどは、大脳新皮質で覆われるが、下面の一部にある[[嗅脳]]は[[大脳古皮質]]である。

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