呼吸器系 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 ''呼吸器系''は、[[器官系]]のひとつで、体外から空気を取込んで,[[血液]]中に溶けている空気と交換する働きを分担している[[器官]]をまとめて呼ぶときの呼び方。血液と空気が接して実際に交換が行われるのは肺だが、直接空気に触れる空気の通り道(=[[気道]])はすべて含まれる。

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|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|呼吸器系|こきゅうきけい|
|>|英語|respiratory system|''レ''スピラトリィ・''ス''ィステム &br; レス''パ''イァラトリィ・''ス''ィステム|



** 呼吸器系に含まれる器官 [#mf427301]
 呼吸器系に含まれる器官には、空気が取り込まれるときに通る順に下のようなものがある。
- [[鼻]]:[[外鼻]]と[[鼻腔]]からなる。においを感じる[[感覚器]]でもある
- [[咽頭]]:鼻から入った空気と[[口]]から入った食べ物が両方通るところ。[[消化器系]]でもある
- [[喉頭]]:咽頭から分かれ、空気だけが通るところ。一部の壁が狭くなって[[声帯]]をつくっていて、声を出す([[発声]])ところでもある
- [[気管]]:喉頭からつづく1本の管。下端で左右2つの気管支に分かれる
- [[気管支]]:気管が左右2つに分かれた部分。気管支は肺の中に入り込む。その後、枝分かれを繰り返して、次第に細くなっていく
- [[肺]]:胸にある左右1対の大型の器官。気管支、動脈、静脈が入り込み、枝分かれを繰り返していき、最終的には無数の[[肺胞]]とそれを取り巻く毛細血管になる。



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