尺骨 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
#author("2020-04-12T20:42:58+09:00","","") > 関連する内容が、[[前腕骨]]の項目にあります ''尺骨''とは、[[肘]]から[[手首]]までの部分(=[[前腕]])を支えている2本の[[骨]]のうち、[[小指側]](前腕の[[内側]])にあるほうで、[[肘]]の出っぱり([[肘頭]])を作っている骨。[[長骨]]である。前腕のもう一方の骨(親指の側([[母指側]]、前腕の[[外側]]))にある骨は[[橈骨]]。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|尺骨 |しゃっこつ| |>|英語・ラテン語|ulna *|(英語読み)''ア''ルナ &br; (ラテン語読み)ウルナ| |>|ラテン語|cubitus *|クビトゥス| |英語|形容|ulnar ~ |アルナー| |*| ulna や cubitus のもとの意味は[[肘]]で、英語、ラテン語の尺骨は、「肘の骨」の意味 |f |360|c |&ref(ulna1-2.jpg,nolink,尺骨);| | ''図:尺骨(右うでを前から見たところ)'' ((Source: [[BodyParts3D>http://lifesciencedb.jp/bp3d/]], © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under [[CC表示 継承2.1 日本 &ref(FrontPage/80x15.png);>http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/]])) &br; 尺骨(赤色&color(#FF3399,#FF3399){ };)は、[[前腕]]にある2つの[[骨]]のうち、小指側([[内側]]、[[尺側]])にある骨。もう一つの親指側([[外側]]、[[橈側]])の骨は[[橈骨]]。なお、図では手のひらにある[[中手骨]]が表示されていない |f |360|c |&ref(ulna2.jpg,nolink,尺骨);| | ''図:尺骨(右うでを前から見たところ)'' ((Source: [[BodyParts3D>http://lifesciencedb.jp/bp3d/]], © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under [[CC表示 継承2.1 日本 &ref(FrontPage/80x15.png);>http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/]])) &br; 前腕にある骨は、小指の側にある尺骨(ピンク&color(#FF00FF,#FF00FF){ };)と親指の側にある橈骨(緑色 &color(#66FF66,#66FF66){ };)。尺骨(ピンク&color(#FF00FF,#FF00FF){ };)は、上端では[[上腕骨]](水色&color(#66FFFF,#66FFFF){ };)と[[肘関節]]の一部である[[腕尺関節]]をつくり、下端では橈骨(緑色 &color(#66FF66,#66FF66){ };)と[[下橈尺関節]]をつくる |f |360|c |&ref(ulna3.jpg,nolink,尺骨);| | ''図:尺骨(右うでを後ろから見たところ)'' ((Source: [[BodyParts3D>http://lifesciencedb.jp/bp3d/]], © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under [[CC表示 継承2.1 日本 &ref(FrontPage/80x15.png);>http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/]])) &br; 前腕にある骨は、小指の側にある尺骨(ピンク&color(#FF00FF,#FF00FF){ };)と親指の側にある橈骨(緑色 &color(#66FF66,#66FF66){ };)。尺骨(ピンク&color(#FF00FF,#FF00FF){ };)は、上端では[[上腕骨]](水色&color(#66FFFF,#66FFFF){ };)と[[肘関節]]の一部である[[腕尺関節]]をつくり、下端では橈骨(緑色 &color(#66FF66,#66FF66){ };)と[[下橈尺関節]]をつくる |f 尺骨は、[[肘]]と[[手首]]をつなぐ太い骨で、[[肘]]のところが[[近位端]](上端)、手首側が[[遠位端]](下端)である。近位端で太く、遠位端で細い。近位端では[[上腕骨]]との間に[[腕尺関節]]をつくる。腕尺関節は[[肘関節]]の働きを主として担っている。この関節は[[蝶番関節]]で、1方向の向きの運動(肘の曲げ伸ばしの向き)のみができる。[[関節]]の尺骨側は上腕骨滑車がはまる、深い[[滑車切痕]]がある。また、肘の先の尖ったところは、尺骨の肘頭によってできている。尺骨の遠位端には手首の関節があるが、[[手根骨]]との間には[[関節円板]]があるため、尺骨手根関節とは呼ばない。手首の関節を主としてつくるのは、もう一方の前腕の骨の[[橈骨]]である。遠位端(手首の側)の内側は細長く伸びていて[[茎状突起]]になっている。 [[前腕]]で並んでいる[[橈骨]]との間には、[[肘]]の付近と手首の付近と2箇所で接触しており、[[上橈尺関節]]、[[下橈尺関節]]と呼ばれる。 > カテゴリー: [[運動器系>category/運動器系]] | [[骨格系>category/骨格系]] | [[骨>category/骨]] | [[前腕>category/前腕]] | [[上肢>category/上肢]]