相同 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
''相同''とは、別の種類の生物どうしの間で、[[器官]]や構造などを比較するとき、それらの構造や機能が現在は違っていても、体の発生の段階をさかのぼると、同じものがもとになって(変化して)できるもの、または、進化の過程で、もともと同じものから起こったものを指すことば。たとえば、ヒトの[[上肢]]と、四足動物の[[前肢]]、鳥類のつばさ、魚類の胸ビレは相同。 ''相同''とは、別の種類の生物どうしの間で、[[器官]]や構造などを比較するとき、それらの構造や機能が現在は違っていても、体の発生の段階をさかのぼると、同じものがもとになって(変化して)できるもの、または、進化の過程で、もともと同じものから起こったものを指すことば。たとえば、ヒトの[[上肢]]と、四足動物の[[前肢]]、鳥類のつばさ、魚類の胸ビレは相同。この意味では、同じ遺伝子から変化してできた近縁の遺伝子どうしを[[相同遺伝子]]、同じ[[タンパク質]]から別れたものを[[相同タンパク質]]などと呼ぶ。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|相同 |そうどう | |英語| |homology |ホ''モ''ロジー | |英語|形容|homologous * |ホ''モ''ロガス | | * | 「相同な」の意味 |f [[生殖器>生殖器系]]については、同じ種類の生物のオスとメスの間で比べるときにも使ったりする。例:[[陰嚢]]と[[大陰唇]]は相同。 相同な[[器官]]のことを、相同器官という。 形や機能が似ているが、由来が異なるものを[[相似]]と呼ぶ。 > カテゴリー: [[性質>category/性質]]