第4脳室 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

#author("2019-04-22T11:52:38+09:00","","")
 ''第4脳室''とは、[[中枢神経系]]の中にある空洞(=[[脳室]])のひとつ。[[小脳]]と[[橋]](きょう、[[脳幹]]のなかの部分)に挟まれた位置にある。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|第4脳室* |だい4のうしつ|
|>|英語|fourth ventricle |''フォ''ース・''ヴェ''ントゥリクル|
|>|ラテン語|ventriculus quartus|ウェントゥリクルス・クアルトゥス|

| * |  「第4」の数字は、「第四」と漢字で書いたり、「第IV」と[[ローマ数字]]で書いたりもする |f
| ※ |  図などの中では略称として、「IV」などとと書かれることがある |f
| * |  「第4」の数字は、「第四」と漢字で書いたり、「第IV」と[[ローマ数字]]で書いたりもする。図などの中では略称として、「IV」などとと書かれることがある |f

 第4脳室の[[腹側]]の壁は橋でできていて、[[背側]]の壁は小脳でできている。第4脳室の前後は、前方でも後方でも急に狭くなって細い管になる。前方では[[中脳]]の内部を通る[[中脳水道]]、後方では[[延髄]]と[[脊髄]]を通る[[中心管]]につながる。

** 脳室と脳の外側をつなぐ穴 [#n85e8897]
 第4脳室の壁には、脳の内側にある脳室と、脳の外側の空間である[[くも膜下腔]]とをむすぶ穴が開いている。穴は合計3個あり、第4脳室の背側の中央部([[正中]])で、小脳の下に隠れた場所に1個、第4脳室の左右の端に1対(2個)。中央部の穴を[[第4脳室正中口]](=[[マジャンディ孔]])、左右の穴を[[第4脳室外側口]](=[[ルシュカ孔]])という。

 これらの穴は、脳室の壁にある[[脈絡叢]]から分泌された[[脳脊髄液]]が、脳の外側へと流れていく穴である。

> カテゴリー: [[神経系>category/神経系]] | [[中枢神経系>category/中枢神経系]] | [[脳>category/脳]] | [[頭頚部>category/頭頚部]]
> カテゴリー: [[神経系>category/神経系]] | [[中枢神経系>category/中枢神経系]] | [[脳>category/脳]] | [[頭頚部>category/頭頚部]] | [[番号付>category/番号付]]
 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。