細胞核 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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 ''細胞核''とは、単に''核''とも呼ばれ、[[細胞]]の中にあって、[[遺伝情報]]を持つ [[DNA>デオキシリボ核酸]] を大量に蓄積している場所。1つの細胞には、たいていの場合1個の核がある。細胞のなかで、核でない場所は[[細胞質]]と呼ばれる。核は球形やだ円形などをしていることが多く、核のまわりは[[核膜]]が取り巻き、細胞質と核との間を仕切っている。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[核]]|かく|
|~|~|[[細胞核]]|さいぼうかく|
|>|英語|cell nucleus|''セ''ル・''ヌ''クリアス|
|英語・ラテン語|単数|nucleus|(英語読み)''ヌ''クリアス &br;(ラテン語読み)ヌクレウス|
|~|複数|nuclei|(英語読み)''ヌ''クリアイ &br;(ラテン語読み)ヌクレイ|

 核は、細胞小器官に含めないことが多い。

 核とは、何かの中心部、芯のような意味なので、単に核といった場合、細胞核以外にもいろいろな核があるので注意する(例:原子核、[[神経核]])。

** 細胞内の核の数 [#s79ee505]
 1つの細胞に、核がたくさんある細胞もある。逆に、核のない細胞もある。

*** 核のない細胞 [#ha43a772]
 細胞が形成されるときには核があったが、あとで核が無くなる場合がある。
: 赤血球 | 赤血球のできる途中の細胞である[[赤芽球]]には1つの核がある。これが抜け落ちると赤血球が完成する。ヒトの胎児の赤血球には核がある。鳥類の赤血球にも核がある。

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