細胞核
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
核でこの項目を参照しています
細胞核とは、単に核とも呼ばれ、細胞の中にあって、遺伝情報を持つ DNA を大量に蓄積している場所。1つの細胞には、たいていの場合1個の核がある。細胞のなかで、核でない場所は細胞質と呼ばれる。核は球形やだ円形などをしていることが多く、核のまわりは核膜が取り巻き、細胞質と核との間を仕切っている。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 核 | かく |
細胞核 | さいぼうかく | ||
英語 | cell nucleus | セル・ヌクリアス | |
英語・ラテン語 | 単数 | nucleus | (英語読み)ヌクリアス (ラテン語読み)ヌクレウス |
複数 | nuclei | (英語読み)ヌクリアイ (ラテン語読み)ヌクレイ |
核は、細胞小器官に含めないことが多い。
核とは、何かの中心部、芯のような意味なので、単に核といった場合、細胞核以外にもいろいろな核があるので注意する(例:原子核、神経核)。
細胞内の核の数 †
1つの細胞に、核がたくさんある細胞もある。逆に、核のない細胞もある。
核のない細胞 †
細胞が形成されるときには核があったが、あとで核が無くなる場合がある。