脊髄 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

#author("2019-05-06T15:14:31+09:00","","")
 ''脊髄''とは、[[脳]]につながっている直径1 ~1.5 cm 程度の細いひも状の[[器官]]。名前には「脳」という字はつかないが、脳と同じように[[神経組織]]からできている。脳と脊髄をあわせて[[中枢神経系]]という。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|脊髄* |せきずい|
|>|英語|spinal cord** |ス''パ''イナル・''コ''ード|
|>|ラテン語|medulla spinalis*** |メドゥラ・スピナリス|

| * |  脊髄は[[脊柱]]のところにある[[中枢神経]](=髄)の意味。「脊」(セキ)は「トゲトゲしたもの」の意味で、脊柱をつくっている1個1個の[[椎骨]]にでっぱり(突起)が多く、そのため脊柱がトゲトゲした形をしていることから |f
| ** |  spine は脊柱のこと。脊柱のところにあるひも(cord)だから「spinal cord」 |f
| *** |  「脊髄」という日本語名は、このラテン語の翻訳から |f

| * 脊髄は脊柱のところにある中枢神経(=髄)の意味。「脊」(セキ)は「トゲトゲしたもの」の意味で、脊柱をつくっている1個1個の[[椎骨]]にでっぱり(突起)が多く、そのため脊柱がトゲトゲした形をしていることから &br; ** spine は脊柱のこと。脊柱のところにあるひも(cord)だから「spinal cord」 &br; *** 「脊髄」という日本語名は、このラテン語の翻訳から|f



 脊髄からは、[[脊髄神経]]が多数出ていて、枝分かれして体中に広がっていく。脊髄は、脳と同じように情報の処理を行うところでもあり、脊髄神経と脳の間の情報の中継を行う場所でもある。

 脊髄は、[[脊柱]]の[[椎体]]の[[背側]]にある、[[脊柱管]]のなかを走っている。脊髄の上端は、脳のうち、[[脳幹]]の下端にある[[延髄]]とつながっている。脊髄の下端は、脊柱管の中で、[[腰椎]]の上部まで達している。

 脊髄は、脳と同じように、[[神経細胞]](そこから伸びる[[神経線維]]も)と、神経細胞の働きを助ける[[グリア細胞]]からできている。脊髄の神経細胞から伸びる神経線維には、体中の末梢神経に向かって伸びるもの、脳に伸びるものの両方がある。

|  脊髄と[[骨髄]]を混同しやすい。骨髄は、[[骨]]の内部、中心部近くにある[[組織]]のこと。[[血球]]のもとの細胞や脂肪組織がある。骨髄はあちこちの骨の内部にある。一方、脊髄は骨の内部にはない。脊髄があるのは、「椎骨に空いている穴(椎孔)の中」なので、あくまでも脊柱の外側である|f



* 脊髄の部位 [#p334ef0d]
** 脊髄の部位 [#p334ef0d]
 脊髄は、[[脳]]に近い側から順に、[[頚髄]](頸髄)、[[胸髄]]、[[腰髄]]、[[仙髄]]の4つの部分に分けられる。それぞれの部分は、そこから出る[[脊髄神経]]が[[頚神経]]、[[胸神経]]、[[腰神経]]、[[仙骨神経]]のどれかによって、名づけられている。頚髄や、腰髄から仙髄にかけての場所では、脊髄の太さが胸髄に比べてずっと太い。この場所を[[頚膨大]](頸膨大)、[[腰膨大]]と呼ぶ。これは、それらの場所から出る脊髄神経が[[上肢]]や[[下肢]]とつながっているので、より多くの[[神経細胞体]]が集まっていることによる。



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