興奮伝導 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

[[有髄神経線維]]
 ''興奮伝導''とは、または ''興奮の伝導''とは、[[神経細胞]]、[[筋細胞]]、[[感覚細胞]]などの「[[興奮]]」することができる[[細胞]]で、その細胞の表面の[[細胞膜]]に沿って興奮が伝わっていくこと。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|興奮(の)伝導|こうふん(の)でんどう|
|>|英語|conduction of excitation|コンダクション・オブ・エクサイテーション|
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 [[興奮]]とは、その[[細胞]]の[[細胞膜]]の全部または一部で、膜の性質が一時的に変化して、通常とは異なった電気を帯びる(=[[膜電位]]が変化する)こと。細胞膜上の[[イオンチャネル]]の性質が変化するなどによって起こる。

 この[[細胞膜]]の[[興奮]]が、細胞膜に沿って周囲へと伝わることをふつう「[[伝導]]」という言葉を使って説明する。ふつう、ひとつの細胞内で興奮が伝わるとき、あるいは細胞どうしがつながっていて一つの細胞のように興奮が広がるときに使う。一方、たとえば、[[神経]]で[[シナプス]]を介して次の神経細胞へと興奮が伝わることは伝導ではなく、「興奮の[[伝達]]」という。

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