被膜 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
#author("2025-03-31T19:44:37+09:00","","") ''被膜''とは、[[内臓]]などの一番表面を覆っている[[結合組織]]の層のうち、硬くて強く破れにくい層のこと。[[コラーゲン線維]]などがびっしり走っている。[[肝臓]]や[[腎臓]]などにある。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|[[被膜]] |ひまく | |>|英語 |capsule |'''キャ''プスール | |>|ラテン語 |capsula |カプスラ | すべての[[内臓]]の表面にはたいてい[[線維]]をたくさん含む[[結合組織]]の層がある。そのうち被膜と呼ばれるのは、その内臓を囲む殻、カプセルのように強くて、その外側とはっきり区別できる層のこと。[[コラーゲン線維]]などが密に集まっている[[密性結合組織]]でできている。一方、結合組織の層がもっとゆるく、線維がそれほどびっしり走らない[[疎性結合組織]]でできていて,その外側の結合組織と自然と連続しているようなものを[[外膜]]という。また、その結合組織の層の表面に[[腹膜]]、[[胸膜]]などがくっついているものを[[漿膜]]という。 ** 被膜をもつ臓器の例 [#g5c4cbd0] - [[腎臓]]:腎被膜という - [[肝臓]]:肝臓の被膜は腹膜(漿膜)に接するところと接しないところがある - [[リンパ節]] - [[扁桃]] - [[脾臓]]:一部は腹膜(漿膜)に接する