コラーゲン線維 のバックアップ差分(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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 ''コラーゲン線維''とは、体をささえ、強度をもたせるための、[[結合組織]]の重要な構成成分で、[[細胞]]から分泌された[[蛋白質]]である[[コラーゲン]]分子が多数集まって太いひも([[線維]])状になったもの。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|コラーゲン線維 &br; コラーゲン繊維 (*1)|コラーゲンせんい|
|~|~|膠原線維、膠原繊維 (*1,2)|こうげんせんい|
|>|英語|collagenous fiber|コ''ラ''ジェナス・''ファ''イバー|
|~|~|collagen fiber|''コ''ラジェン・''ファ''イバー|
> *1  [[線維]]と[[繊維]]はどちらをつかってもよい。[[異体字]]の項目を参照 &br; *2  コラーゲンのことを日本語で膠原質というので、コラーゲン線維のことを膠原線維ともいう

 コラーゲン蛋白質は、体内で多くの種類がある。そのうちの多くは、規則的に配列した[[コラーゲン細線維]]をつくる。コラーゲンの種類によっては、コラーゲン細線維がさらに無数に集まってより太い強大なコラーゲン線維をつくっている。その太さは数[[マイクロメートル]](µm)~20 µm ほどあるので、普通の[[顕微鏡]]でも見えるぐらいの大きさである。コラーゲン線維の主成分は[[I型コラーゲン]]など。

** 体内でコラーゲン線維のある場所 [#k98b48d0]
 [[腱]]、[[靭帯]]、[[皮膚]]の[[真皮]]や[[皮下組織]]などの多くの結合組織。また、[[筋膜]]、[[骨膜]]、[[血管]]の[[外膜]]、[[脳]]の周囲の[[髄膜]](とくに[[硬膜]])をはじめとして[[臓器]]の表面を覆って守っている[[被膜]]や[[外膜]]にはたいていコラーゲン線維が大量に含まれている。

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> カテゴリー: [[結合組織>category/結合組織]] | [[線維>category/線維]] | [[細胞外基質>category/細胞外基質]] | [[微細構造>category/微細構造]]

 
 

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