上腕骨 のバックアップ差分(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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[[肩関節]]

肩関節とは肩にあって、肩甲骨と上腕骨とで形成されている関節。


肩甲骨の外側にある関節窩(肩甲骨関節窩)という浅いくぼみに、上腕骨の上腕骨頭という半球状の骨頭がはまって形成するものである。肩関節とは広義(広い意味)でのもので、狭義(狭い意味)での肩関節では、肩甲上腕関節を示す。

関節の形状と運動についての分類では、多軸性の関節である球関節に分類される。球関節は運動の方向の制限が比較的ないため、上腕は肩関節を中心にして、運動自由度3の運動(屈曲・伸展、内転・外転、内旋・外旋)ができる。

関節の特徴としては、上腕骨頭と関節窩の大きさでいうと上腕骨頭の方が大きく、関節窩の方が小さいため(約3:1)、関節の適合性としては低く安定性に欠けるが、可動性に優れた関節となっておる。また、適合性を補うために、関節窩には関節唇が介在している。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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