大動脈裂孔 のバックアップソース(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2014-07-05 (土) 11:31:37)
- 2 (2017-01-24 (火) 15:41:43)
''大動脈裂孔''(だいどうみゃくれっこう)とは、[[横隔膜]]に開いた3つの穴のうちの一つで、[[大動脈]]や[[胸管]]などが通る穴。[[裂孔]]とは、裂け目のような穴の意味。 [[横隔膜]]に開いた穴は前から順に[[大静脈孔]]、[[食道裂孔]]、[[大動脈裂孔]]の3つ。[[大動脈]]は[[椎骨]]のすぐ前を通っているので、横隔膜が[[体壁]]とつながる際に邪魔になる。横隔膜が体壁とつながるとき、大動脈をよけてつながるので、大動脈を囲むところが穴になる。大動脈の左右で横隔膜と体壁がつながるところを(横隔膜の)[[内側脚]]と呼ぶ。左右の内側脚から起こる横隔膜の[[腱]]が、[[腱弓]]をつくって大動脈の周りを囲んでいるのが大動脈裂孔。 [[内側脚]]のさらに外側には[[大腰筋]]が通り、大腰筋の外側で[[横隔膜]]が[[体壁]]とつながる場所は(横隔膜の)[[外側脚]]という。