大腰筋 のバックアップソース(No.3)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 
> 関連する内容が[[腸腰筋]]の項目にあります

 ''大腰筋''とは、背骨([[脊柱]])と[[大腿骨]]をつないで、[[大腿]]を[[前方]]に引き上げ、[[股関節]]を[[屈曲]]する働きをする[[筋]](股関節の[[屈筋]])のひとつ。となりにある[[小腰筋]]、[[腸骨筋]]とまとめて、[[腸腰筋]]と呼ばれる。歩いたり走ったりするときに、足を前に上げるのに重要な筋なので、これが弱ると足があまり大きく上がらず、つまづきやすくなる。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|大腰筋 |だいようきん |
|>|英語|greater psoas muscle |グ''レ''イター・''ソ''ーアス・''マ''ッスル |
|~|~|psoas major (muscle) |''ソ''ーアス・''メイ''ジャー(・''マ''ッスル)|
|>|ラテン語|musculus psoas major |ムスクルス・プソアス・マヨール |

 大腰筋の[[起始]]は[[脊柱]]のうち、[[第12胸椎]]から[[第5腰椎]]までから起こり、[[筋]]の上半分は[[骨盤]]内を通る。[[鼠径部]]の[[筋裂孔]]を通って[[大腿]]の前面に出て、最後は[[大腿骨]]の[[小転子]]に[[停止]]する。大腰筋の[[運動]]は、[[腰神経叢]]に[[支配]]される。上部は[[腰神経叢]]からの枝で、下部は同じく腰神経叢由来の[[大腿神経]]支配。

 ''外腹斜筋''とは、おなかのかべ([[腹壁]])にある[[筋肉>筋]]([[腹壁筋]]、一般にいう[[腹筋]])のうち、わき腹([[側腹部]])にある何層かの筋のうちの一番表面側にある筋のこと。外腹斜筋は、[[側腹部]]の上部、わきの下の近くからはじまり、腹部前面から[[鼠径部]]、腰骨(腸骨)のあたりまで広い部分へ向けて斜めに走る筋。


> カテゴリー: [[運動器系>category/運動器系]] | [[筋系>category/筋系]] | [[筋>category/筋]] | [[腹部>category/腹部]] | [[下肢>category/下肢]] | [[大腿>category/大腿]]
 
 

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