発生 のバックアップの現在との差分(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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 ''発生''とは、ヒトを含む生物の[[個体]]やその体の一部である[[器官]]、[[組織]]、[[細胞]]などが、成人(成体)になったり、機能的に成熟したりするまでの変化のこと。
 ''発生''とは、ヒトを含む生物の[[個体]]やその体の一部である[[器官]]、[[組織]]、[[細胞]]などが、卵からかえるまで、あるいは成人(成体)になったり、機能的に成熟したりするまでの変化のこと。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|発生|はっせい|
|>|英語|development|ディ''ヴェ''ロップメント|

** 発生のつく用語 [#d640b928]
: [[発生学]] | 生物の発生の過程でおこることをくわしく調べ、そのメカニズムや原因について追究する学問。[[哺乳類]]では、大きな変化が次々起こる[[妊娠期間]]中が主として対象になる。特にヒトを対象とするのが、医学で学ぶ[[人体発生学]]
: [[個体発生]] | ヒトなどの動物の[[個体]]が、[[精子]]と[[卵]]が[[受精]]するところから、成人(成体)になるまで、またはその一部。
: [[初期発生]] | [[受精卵]]から、体を作るもとになる3つの[[胚葉]](三胚葉)が分かれるまでの初期の変化のこと
: [[器官発生]] | ある特定の[[器官]]が、そのもととなる芽のようなもの([[原基]])から、成人のものと同じ形、構造になるまでの変化。ヒトの場合、大抵の器官は生まれる頃には構造が成人に近づくため、器官発生の大きな変化は妊娠期間中に起こる。初期発生に対して後期発生ともいう。
: [[系統発生]] | この用語は、本当は発生についての言葉ではない。系統とは、動物の種類のことで、これを進化の順番になるように並べてみると、その変化がまるで、発生のように形がだんだんと変化するように見えるので、こう呼ばれることがあるだけ。例:「個体発生は系統発生を繰り返す」。



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