篩骨 のバックアップ差分(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2015-05-20 (水) 00:09:32)
- 2 (2017-01-18 (水) 13:37:39)
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[[含気骨]] ''篩骨''(しこつ)とは、[[頭蓋骨]]のひとつ。[[頭蓋]]を外から見ても見えない奥のほうにある小さな[[骨]]で、おおよその場所は左右の[[目]]の間([[眉間]]、みけん)の奥のほうに1個ある骨。[[眼窩]]、[[鼻腔]]、[[頭蓋腔]]に面している。篩骨の内部には[[篩骨洞]]という[[副鼻腔]]の小さな空洞がいくつもあるので、[[含気骨]](穴の開いた骨)に分類される。 篩骨の下部は[[鼻腔]](鼻の穴)の上部をつくるが、鼻腔の天井のほかに、内側では[[鼻中隔]](のうち、骨でできた部分)をつくる。また、外側では[[上鼻甲介]]と[[中鼻甲介]]は篩骨がつくる。 左右の端は両側の[[眼窩]]に面していて、眼窩の内側壁を作る。 上面は[[頭蓋腔]]の[[前頭蓋窩]]に面し、[[大脳]]の[[嗅球]]がちょうど篩骨の上に位置する。第1[[脳神経]]の[[嗅神経]]は[[鼻腔]]から[[嗅球]]に向かうとき、篩骨にあいた数十個の穴に分かれて通る。篩骨の穴だらけの部分を[[篩板]](しばん)という。篩骨の名前の由来は、小さな穴がたくさん開いた篩板が、篩(ふるい)のように見えるから。