重層立方上皮 のバックアップソース(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2012-08-02 (木) 20:07:23)
- 2 (2012-08-02 (木) 20:17:51)
''重層立方上皮''とは、[[細胞]]が何層にも積み重なる[[重層上皮]]の一種で、いちばん上の細胞層の形が[[立方]]であるタイプのこと。重層上皮のうち、体のなかでもっとも多いのは[[重層扁平上皮]]で、重層立方上皮や[[重層円柱上皮]]はあまり多くない。重層立方上皮があるのは、[[乳腺]]、[[唾液腺]]、[[汗腺]]などの[[導管]]の太めのところや、[[卵巣]]の[[卵胞]]内にある[[顆粒層]]なども。 [[重層上皮]]をつくる[[細胞]]の形は、いちばん下の層([[基底細胞層]])では立方で、層の上のほうにいくと、[[重層扁平上皮]]なら[[扁平]]に、[[重層円柱上皮]]なら[[円柱]]へと形が変わってくる。つまり、重層立方上皮では細胞は上から下まで立方である。