黄体細胞 のバックアップソース(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 
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 ''黄体細胞''とは、[[ルテイン細胞]]とも呼ばれ、[[卵巣]]の[[黄体]]の中にびっしりとつまっていて、黄体の構造を作り機能をになっている細胞。黄体は[[排卵]]後の[[卵胞]]が変化してできる構造。もともとは卵胞の壁を作っていた細胞が、黄体細胞になる。黄体細胞からは、卵胞ホルモン([[エストロゲン]])と黄体ホルモン([[プロゲステロン]])が分泌される。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|黄体細胞|おうたいさいぼう|
|~|~|ルテイン細胞|ルテインさいぼう|
|>|英語|lutein cell|''ル''ーティン・''セ''ル|
|~|~|luteal cell|''ル''ーティアル・''セ''ル|

** 顆粒層黄体細胞と卵胞膜黄体細胞 [#x0508eda]
卵胞の壁を作っていた細胞のうち、内側の顆粒層の細胞が、その後の卵巣の主な細胞となる。[[顆粒層]]の細胞から変化してできた黄体細胞を[[顆粒層黄体細胞]]という。顆粒層の外側の[[内卵胞膜]]の細胞は、黄体では[[卵胞膜黄体細胞]]と呼ばれ、顆粒層黄体細胞の外側の層をつくる。

 卵胞膜黄体細胞は、主にプロゲステロンを分泌し、顆粒層黄体細胞はエストロゲンとプロゲステロンを分泌する。

 通常、黄体細胞(ルテイン細胞)といえば、顆粒層黄体細胞と卵胞膜黄体細胞とをあわせて呼ぶことが多いが、狭い意味では、顆粒層黄体細胞だけを黄体細胞(ルテイン細胞)と呼ぶこともある。


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