兄弟筋 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

#author("2021-08-10T11:28:20+09:00","","")
 ''兄弟筋''とは、2つ(またはそれ以上)の別々の[[筋]]が、[[発生]]をさかのぼると(胎児でその筋ができる過程を調べると)ひとつの筋のもと([[筋原基]])からつくられるが、途中で分かれて別々の筋になったもののこと。発生の間に場所がずれていき、大人の体では必ずしもとなりに並んでいるとはかぎらないが、大抵の場合は近くにある。また、同じ[[神経]]に[[支配]]されている、働きが似ているなど、共通する特徴がある。
#author("2021-08-10T11:29:54+09:00","","")
 ''兄弟筋''とは、2つ(またはそれ以上)の別々の[[筋]]が、[[発生]]をさかのぼると(胎児でその筋ができる過程を調べると)ひとつの筋のもと([[筋原基]])からつくられるが、途中で分かれて別々の筋になったもののこと。発生の間に場所がずれていき、大人の体では必ずしもとなりに並んでいるとはかぎらないが、大抵の場合は近くにある。また、もともと1つの筋だったので、同じ[[神経]]に[[支配]]されている、働きが似ているなど、共通する特徴がある。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[兄弟筋]] |きょうだいきん|

*** 兄弟筋の例 [#f81e34ee]
- [[僧帽筋]]と[[胸鎖乳突筋]]
- [[肩甲挙筋]]と菱形筋([[大菱形筋]]・[[小菱形筋]])
- [[大腰筋]]と[[腸骨筋]]
- [[中殿筋]]と[[大腿筋膜張筋]]

 あまり発生をさかのぼりすぎると、すべての筋の起こりは何グループかにまとまってしまうので、みな兄弟になってしまう。その中でも、特に近い関係のものを指して兄弟筋という。


> カテゴリー: [[運動器系>category/運動器系]] | [[筋系>category/筋系]] | [[筋>category/筋]]
 
 

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