兄弟筋
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
兄弟筋とは、2つ(またはそれ以上)の別々の筋が、発生をさかのぼると(胎児でその筋ができる過程を調べると)ひとつの筋のもと(筋原基)からつくられるが、途中で分かれて別々の筋になったもののこと。発生の間に場所がずれていき、大人の体では必ずしもとなりに並んでいるとはかぎらないが、大抵の場合は近くにある。また、もともと1つの筋だったので、同じ神経に支配されている、働きが似ているなど、共通する特徴がある。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 兄弟筋 | きょうだいきん |
兄弟筋の例 †
あまり発生をさかのぼりすぎると、すべての筋の起こりは何グループかにまとまってしまうので、みな兄弟になってしまう。その中でも、特に近い関係のものを指して兄弟筋という。