大脳縦裂 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 ''大脳縦裂''とは、左右の[[大脳半球]]の間にある深い溝のこと。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|大脳縦裂|だいのうじゅうれつ|
|>|英語|longitudinal cerebral fissure|ロンジ''テュ''ーディナル・''セ''レブラル・''フィ''ッシャー|
|>|ラテン語|fissura longitudinalis cerebri |フィッシュラ・ロンギトゥーディナリス・ケレブリ|

 [[脳]]の表面の大部分は、[[大脳]]が占めている。大脳は、左右2つのかたまり([[大脳半球]])に分かれて見えるが、その境界は、大脳の[[正中]](左右の中心線)をまっすぐ通る深い溝、大脳縦裂がつくている。大脳縦裂は、大脳の前端から後端まで続いているが、大脳の下面にはない。

 大脳の表面にある[[大脳皮質]]は、大脳縦裂のすき間に面する表面にもある。たとえば、[[後頭葉]]にある[[視覚中枢]]は、大脳縦裂に面した大脳皮質にあるので、周りからはみえない。

 左右の大脳半球は、[[脳梁]]でつながっているが、脳梁は大脳縦裂の溝の奥にある。脳梁も大脳の一部である。

 脳が[[頭蓋骨]]のなかにあるときは、大脳縦裂には[[大脳鎌]]が入っている。大脳鎌は[[硬膜]]を含む髄膜が、頭蓋骨の内側から離れて張り出した部分。大脳がずれたり、回転したりしないようにするはたらきがある。

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