『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~

とは、

  1. ものを食べるときに使われる器官消化管の入口になっている。
  2. 口が消化管の入口になっているように、何かの内部の空間と外部とをつなぐ入口のような構造のことを一般に、口という。
    → この意味の詳細は、口(こう)の項目にあります
目次
 

ものを食べる口

 とは、頭部にあって、くちびる(=口唇)によって体外と隔てられ、のある空洞(口腔)と、その壁、壁に付属するいろいろな構造を全体として指すことば。いろいろな機能をもつ器官

言語表記発音、読み方
日本語医学こう、くち
英語mouthウス
ラテン語osオス
- これらの言葉はみな物を食べる口の意味にもなり、何かの入口の意味の口としても使われる

 日常会話では、体の外側から見たとき、くちびる(口唇)とくちびるに囲まれている穴(口裂)を口とよび、その内部に続く空洞の部分をさしたいときは、「口の中」「口内」などと区別することもあるが、解剖学では口といえば、これら全体をさす。口の中の空間とその周囲の構造をさす言葉で口腔という用語もある。口(口腔)の奥では、のど咽頭)につながっている。

口の構造

 口に含まれる構造には、たとえば、次のようなものがある

  • 口唇:上下のくちびる
  • 口裂:くちびるの間にあいている口の入口にあたる穴
  • 口腔:口の中の空洞
  • 口蓋:口の中の上側の壁
  • :口の中の横の壁 など。また、口やあごを動かす筋(咀嚼筋など)やあごの骨(上顎骨下顎骨)なども口の機能をになっている。

口の機能

 口にはさまざまな機能がある。主に、

  • あごや歯を使って、食べ物を最初に小さくする咀嚼(そしゃく)の働き
  • あごや口の中、舌の筋肉の動きで食べ物をのどの方に送り込んで飲み込む嚥下(えんげ)の働き
  • 舌や舌の根元にある味蕾(みらい)で、味を感じる働き(味覚
  • くちびる、舌、口の中の形の変化でさまざまな違う音を出して、しゃべったりするのを助ける構音(こうおん)の働き などがある。また、口を使って呼吸することもあるし、くちびる、舌、口の形などは顔の表情の重要な構成要素である。これらのさまざまなことを行うために、くちびるや舌では、感覚が非常に細かく鋭いし、また微妙に調節された細かく複雑な運動を行うことができる。これらを使ってキスなどの愛情表現も行われる。

何かの入口を意味する口

この意味の「口」の詳細は、口(こう)の項目にあります

 口が消化管の入口になっているように、内部の空間と外部とをつなぐ入口のような構造のことを一般に、(こう)という。「~口」として使う。

言語表記発音、読み方
日本語医学こう、くち
英語mouthウス
openingウプニング
orificeリフィス
apertureパチャー
ラテン語osオス
hiatusヒアトゥス
ostiumオスティウム

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<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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