背部

『1年生の解剖学辞典』～ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ～
 

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　背部とは、背中のこと。体の胴体（体幹）の後面のうち、殿部（＝おしりの両側のふくらみの部分）以外の広い場所を指す。上には頚部（くび）がつながる。

言語表記発音、読み方
日本語医学背部はいぶ
一般背中せなか
英語backバック
regions of backリージョンズ・オブ・バック
ラテン語dorsumドルスム
regiones dorsalesレギオネス・ドルサレス

　体の前面・側面は胸部と腹部である。また、胸部と腹部を広い意味で使うときは背部の上部を胸部に、下部を腹部に含める。

図：背部 *1
背部（ピンク色　　）は、いわゆる背中のことで、上に頚部（後頚部）、下には殿部がある
背部

　体の表面（体表）とそれに近い浅い部分を指す。骨格系では、背骨（脊柱、仙骨を含む）と肩甲骨、肋骨などがあり、これにつく筋が厚く層をなしている。これに対応して、脊柱部、肩甲部、肩甲下部、腰部、仙骨部など、いくつかの部位に分けられる。

図：背部をいくつかに分けるときの区分 *2
背部は、背骨に当たる場所を脊柱部（下端は仙骨部）（紫色 　　）といい、その左右は上から、肩甲部（ピンク色　　）、肩甲下部（水色　　）、腰部（オレンジ色　　）に分けられる
背部の区分

カテゴリー: 体の部位 | 胸部 | 腹部

*1 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本 80x15.png
*2 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本 80x15.png
 
 
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