横紋 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
''横紋''とは、何か細長いものに、横方向についている縞模様のこと。[[解剖学]]で出てくる横紋は、[[筋肉>筋]]の[[細胞]](=[[筋細胞]]、[[筋線維]])の細胞内に見える横紋などがある。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|横紋 |おうもん| |>|英語|cross striation |クロス・ストゥリ''エ''イション| |~|~|stripe |ストゥ''ラ''イプ| ** 筋細胞にある横紋 [#g6aebe14] 筋細胞のうち、横紋が見えるのは、[[骨格筋]]や[[心筋]]など、[[横紋筋]]に分類される筋細胞のみ。横紋がないのは[[平滑筋]]の筋細胞。筋細胞の横紋は、幅 2.5 μm のしましまで、[[顕微鏡]]でないと見えない。 横紋筋の横紋は、[[筋細胞]]の内部で、[[筋]]の引っ張り力をだしている[[アクチン]]と[[ミオシン]]が、横方向の位置が揃って並んでいることから、これが線に見える。横紋の繰り返しの単位にあたる部分を[[サルコメア]](筋節)という。筋に力を入れていないときのサルコメアの長さが 2.5 μm で、筋が収縮するときは、この長さが短くなる。 横紋筋の横紋は、[[筋細胞]]の内部で、[[筋]]の引っ張り力をだしている[[アクチン]]と[[ミオシン]]が、横方向の位置が揃って並んでいることから、これが線に見える。横紋の繰り返しの単位にあたる部分を[[サルコメア]]([[筋節]])という。筋に力を入れていないときのサルコメアの長さが 2.5 μm で、筋が収縮するときは、この長さが短くなる。 > カテゴリー: [[運動器系>category/運動器系]] | [[筋系>category/筋系]] | [[筋組織>category/筋組織]] | [[細胞内構造>category/細胞内構造]]