肩 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

> 関連する内容は、[[肩関節]]、[[上肢帯]]、[[肩甲部]]の項目にもあります

 ''肩''は、体の部位の名前で、二の腕([[上腕]])の付け根の[[関節]]である[[肩関節]]とその周辺(特に、肩関節を作っている[[肩甲骨]]の外側半分ぐらい)のこと。

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|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|肩|かた|
|>|英語|shoulder|''ショ''ウルダー|

 肩には、肩甲骨の重要な関節が2つある。ひとつは、腕が動くときの支点となる[[肩関節]]で、二の腕([[上腕]])の[[骨]]である[[上腕骨]]と、[[肩甲骨]]とが作っている。もうひとつは、腕を上げ下ろしするときの肩甲骨の回転運動の支点となる[[肩鎖関節]]で、これは肩甲骨と[[鎖骨]]との間にある。

 これらの関節を動かす筋が肩にはある。たとえば、肩関節を包むようにある[[三角筋]]や、前側には[[大胸筋]]、後側には[[棘上筋]]、[[棘下筋]]、[[大円筋]]、[[小円筋]]、[[広背筋]]など。

 肩は、体の中心軸([[背骨]])と腕([[自由上肢]])との間にあって、腕がより自由に動くための運動の橋渡しをする場所である。これについては、[[上肢帯]]を参照。

>  解剖学用語としての『肩』は、肩甲骨のうちの肩関節とその周辺の場所だけを指す。これに対し、日常使う言葉としての肩は、肩関節の周辺だけでなく、そのもっと[[内側]]の、[[首]]の付け根から肩関節の周辺までの広い場所を指す。たとえば、「肩こり」、「肩をもむ」は、首の付け根にあって、主に背骨([[脊柱]])から肩甲骨を支える筋肉(たとえば、[[僧帽筋]]、[[肩甲挙筋]]、[[菱形筋]]などの肩甲骨よりも内側にある筋)の症状でありマッサージのことである。この場所は、解剖学的には肩とはいいにくい。
|  解剖学用語としての『肩』は、肩甲骨のうちの肩関節とその周辺の場所だけを指す。これに対し、日常使う言葉としての肩は、肩関節の周辺だけでなく、そのもっと[[内側]]の、[[首]]の付け根から肩関節の周辺までの広い場所を指す。たとえば、「肩こり」、「肩をもむ」は、首の付け根にあって、主に背骨([[脊柱]])から肩甲骨を支える筋肉(たとえば、[[僧帽筋]]、[[肩甲挙筋]]、[[菱形筋]]などの肩甲骨よりも内側にある筋)の症状でありマッサージのことである。この場所は、解剖学的には肩とはいいにくい |f
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> カテゴリー: [[体の部位>category/体の部位]] | [[上肢>category/上肢]] | [[胸部>category/胸部]] | [[上肢帯>category/上肢帯]]
 
 

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