胸腔 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
''胸腔''とは、ヒトなどの動物の体の中にある空間のうちのひとつで、胸の部分にある空間のこと。その空間は、何もない空間ではなく、[[心臓]]や[[肺]]などの[[内臓]]が占めている。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|胸腔|きょうくう| |>|英語|thoracic cavity|ソ''ラ''スィック・''キャ''ビティ| 胸腔のまわりの壁を[[胸郭]](または[[胸壁]])と呼ぶ。胸郭には、[[肋骨]]などでできる骨の枠組みがあって、胸腔の内臓をまもっている。また、胸腔の下側には、[[腹腔]]があるが、胸腔と腹腔の間は、[[横隔膜]]によって仕切られている。 [[胸膜腔]]は胸腔とは別のもので、肺の表面をつつんでいる[[胸膜]]という二重の膜の間のすき間のこと。 * 胸腔にある内臓 [#e5204576] 胸腔にある[[内臓]]といえば、[[心臓]]、[[肺]]が代表的。これ以外に、[[食道]]、[[気管]]と[[気管支]]、[[胸腺]]、心臓に出入りする太い[[血管]]([[大動脈]]、[[大静脈]]、[[肺動脈]]、[[肺静脈]])などがある。肺は左右に1こずつあり、それ以外の内臓は左右の肺の間にある。この間の場所は[[縦隔]](じゅうかく)という。 > カテゴリー: [[胸部>category/胸部]]