腱 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 ''腱''とは、[[筋肉>筋]]、特に[[骨格筋]]で、筋の本体([[筋腹]])の端や途中についている丈夫なひも状の[[結合組織]]。[[コラーゲン線維]]がびっしりと配列してできている。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|腱|けん|
|>|英語|tendon|''テ''ンドン|
|~|~|sinew|''スィ''ニュー|
|>|ラテン語|tendo|テンド|

 腱そのものは収縮したりしないが、筋肉が収縮したときの引っ張り力を、筋肉がついている[[骨]]などに伝え、骨を引っ張るはたらきがある。非常に強い力に耐え、衝撃を吸収できるように弾力性もある。肉眼で見ると白または白銀色の光沢がある。[[アキレス腱]]が有名。

** 腱の構造 [#gce737ff]
 結合組織のうち、[[密性結合組織]]、[[線維性結合組織]]などに分類される。[[コラーゲン線維]]がびっしりとすきまなく配列し、束になっている。このコラーゲン線維をつくった細胞は、[[腱細胞]]と呼ばれる[[線維芽細胞]]の一種で、コラーゲン線維のすき間に点在している。



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