腸管 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
#author("2020-03-15T19:08:22+09:00","","") ''腸管''(ちょうかん)とは、2つの意味で使われることがある言葉で、解剖学的には厳密に定義されていない. + [[消化管]]と同じ意味で使うことがある(発生学の使い方) + [[腸]]と同じ意味で使うことがある(一般の使い方) * 1. 腸管=消化管の意味 [#u6efed2b] ''腸管''は、「[[消化管]]」と同じ意味で使うことがある。[[口]]から[[肛門]]までの全体を指す。発生学での使い方。発生学では、消化管の各部分がまだ区別のできない時期に、口から肛門までを3つの部分に分けて、[[前腸]]、[[中腸]]、[[後腸]]と呼ぶ。これらを全部合わせて腸管。 * 2. 腸管=腸の意味 [#v4392c06] ''腸管''は、「[[腸]]」と同じ意味で使うことがある。この場合は、「~腸」という呼び名で呼ばれる部分をまとめて呼ぶので、[[食道]]や[[胃]]は含まず、[[小腸]]([[十二指腸]]、[[空腸]]、[[回腸]])と[[大腸]]([[盲腸]]、[[結腸]]、[[直腸]])までを含む。