虹彩上皮 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 ''虹彩上皮''(こうさいじょうひ)とは、[[虹彩]]のうち、[[眼球]]の内側に面した表面を覆う[[上皮]]のことで、この場所の[[メラニン色素]]の量によってほぼ眼の色が決まる。メラニン色素が多いと、目が茶色になり、少ないと灰色、青になる。[[網膜虹彩部]]ともいう。
 ''虹彩上皮''とは、[[虹彩]]のうち、[[眼球]]の内側に面した表面を覆う[[上皮]]のことで、この場所の[[メラニン色素]]の量によってほぼ眼の色が決まる。メラニン色素が多いと、目が茶色になり、少ないと灰色、青になる。[[網膜虹彩部]]ともいう。

 [[虹彩]]は、[[眼球]]の黒目のうち、中央部の瞳([[瞳孔]])を囲む周囲のドーナツ状の部分。虹彩の内部には[[瞳孔括約筋]]や[[瞳孔散大筋]]があり、瞳孔の大きさが変わるのは虹彩の変化による。虹彩は、[[コラーゲン線維]]が豊富な[[虹彩支質]]と内側の表面の虹彩上皮からできている。虹彩上皮は、虹彩の内側の表面だけにあり、虹彩の外側に面する表面にはない。虹彩上皮は2層の細胞層で、この細胞には[[メラニン色素]]が沈着していて、光を通さないので、眼球内に入る光をさえぎる働きがある(黒目のうち、虹彩のない中央部の瞳孔のところだけが光を通す)。
|>|~言語|~表記|~発音、読み方 |
|日本語|医学|虹彩上皮 |こうさいじょうひ |
|>|英語|iris epithelium |''ア''イリス・エピ''スィ''ーリアム |

 [[虹彩]]は、[[眼球]]の黒目のうち、中央部の瞳([[瞳孔]])を囲む周囲のドーナツ状の部分。虹彩の内部には[[瞳孔括約筋]]や[[瞳孔散大筋]]があり、瞳孔の大きさが変わるのは虹彩の変化による。虹彩は、[[コラーゲン線維]]が豊富な[[虹彩支質]]と内側の表面の虹彩上皮からできている。

 虹彩上皮は、虹彩の内側の表面だけにあり、虹彩の外側に面する表面にはない。虹彩上皮は2層の細胞層で、この細胞には[[メラニン色素]]が沈着していて、光を通さないので、眼球内に入る光をさえぎる働きがある(黒目のうち、虹彩のない中央部の瞳孔のところだけが光を通す)。

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