トライツ
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
トライツは人名。
ヴァーツラフ・トライツ †
ヴァーツラフ・トライツ Václav Treitz (またはヴェンツェル・トライツ Wenzel Treitz)は、19世紀のチェコ(当時ボヘミア王国、のちオーストリア=ハンガリー帝国)の病理・解剖学者。1819–1872。トライツ靭帯(=十二指腸提筋)その他の発見で有名。
プラハの大学で人文科学から医学を志し、大学院ではウイーン大学でヨーゼフ・ヒルトル Joseph Hyrtl に師事し解剖学・病理学を専攻。31歳でクラクフの大学で解剖医として働き始め、2年後にトライツ靭帯の論文を発表。その後、プラハに戻り病理学の教授に。52歳のときにうつ病からシアン化カリの服毒自殺。
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