矢状 のバックアップ(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
矢状とは、体を左右の部分に分けるような面の方向、つまりからだの前後方向と上下方向を含む面の方向のこと。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 矢状 | しじょう (*1) |
英語 | 形容 | sagittal | サジタル、サジッタル |
*1 「やじょう」とは読まない
語源は、ラテン語の「矢」sagitta サジッタ。星座の射手座(いて=矢を射る人)は Sagittarius サジッタリウス。
この向きの断面をつくることを矢状断、この向きに切った断面のことを矢状面という。
矢状の由来は、頭蓋骨の矢状縫合の向き、または、からだの前から飛んできた矢が、体の後ろに抜けていくときの矢の飛ぶ軌跡にしたがって2つに切断したときの方向の意味。
カテゴリー: 方向