おとがい のバックアップソース(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 
 ''おとがい''とは、あごの先の前方に突き出た場所のこと。また、あごの骨(下顎骨)の部分の名前でもあり、下顎骨が前方に盛り上ったところをさす。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|頤|おとがい|
|>|英語|chin|チン|
|>|ラテン語・英語|mentum|(英語読み)メンタム(ラテン語読み)メントゥム|

 下あごの中にある骨は、下顎骨の下顎体の部分。下顎体の下の縁を下顎底というが、下顎底の前方に向かって突き出している部分がおとがいである。

 おとがいがあるのはヒトの特徴といわれ、現生人類(Homo sapiens ホモ・サピエンス)でもっともはっきりしていて、それ以前の旧人類(ネアンデルタール人 Homo neanderthalensis)までは目立たない。チンパンジー、ゴリラなどの類人猿にはおとがいがない。
 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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