上肢帯
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
上肢帯とは、または肩甲帯とは、上肢を支える骨のうち、上肢そのものではなく、体幹(胴体)の側にある骨、つまり、肩甲骨と鎖骨がつくる骨格のこと。上肢にある骨は自由上肢骨という。上肢骨(上肢の骨格)というと、ふつう自由上肢骨と上肢帯をあわせたものを指す。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 上肢帯 | じょうしたい |
肩甲帯 | けんこうたい | ||
英語 | shoulder girdle | ショルダー・ガードル | |
pectoral girdle | ペクトーラル・ガードル |
肩甲骨と鎖骨は肩鎖関節で連結されていて、上肢帯(肩甲帯)として一体となって上肢を支えている。上肢帯(肩甲骨と鎖骨)のうち、上肢を直接支えているのは、上腕骨との間で肩関節(肩甲上腕関節)をつくる肩甲骨。鎖骨は、胸骨との間で作る胸鎖関節によって、脊柱を含む体幹の骨格と連結している。