内分泌 のバックアップの現在との差分(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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> [[エンドクリン]]でこの項目を参照しています

 ''内分泌''とは、[[細胞]]や[[腺]]からの[[分泌]]の形式のひとつで、分泌物がどこに分泌されるかで分けたとき、体内に分泌される形式のこと。

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|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[内分泌]]|ないぶんぴつ、ないぶんぴ|
|~|~|[[エンドクリン]] (*1)|エンドクリン|
|>|英語|endocrine (*2)|''エ''ンドクライン|
> *1  日本語の用語ではエンドクリン、エンドクラインはふつうはあまり使わない &br; *2  endocrine の endo- は、内部の、内側の、の意味。crine は、分泌することをさす
|~|~|[[エンドクリン]]* |エンドクリン|
|>|英語|endocrine** |''エ''ンドクライン|


| * 日本語の用語としてはエンドクリン、エンドクラインはふつうはあまり使わない &br; ** endocrine の endo- は、内部の、内側の、の意味。crine は、分泌することをさす |f



 ふつう細胞のまわりのすきまに分泌され、その近所の毛細血管に流れ込み、血流に乗って体内を巡る。これに対して、体外または体外とつながっている場所に分泌するのを[[外分泌]]と呼ぶ。体外とつながっている場所とは、[[消化管]]([[口]]と[[肛門]]でつながっている)、[[気管]]や[[肺]]、[[子宮]]や[[膣]]、[[尿道]]…など。

** パラクリン、オートクリンとの違い [#l7fc1d80]
(ちょっと細かい話)
 もともと、内分泌は、[[外分泌]]と対になる言葉で、体内に分泌する現象をすべて含む意味の言葉だった。しかし、のちに[[パラクリン]]、[[オートクリン]]という、どちらも体内に分泌する別の形式が提唱されたので、内分泌の意味をちょっと狭くして使うことが多い。
: (広い意味の)内分泌(エンドクリン)|体内に分泌するもの
: (狭い意味の)内分泌(エンドクリン)|体内に分泌するもののうち、分泌物が血液中に流れ込み、体内の離れた箇所に届いて作用するとき(例:[[ホルモン]])
: [[パラクリン]](傍分泌)|分泌物が、 分泌した細胞のすぐ近くの細胞に作用するとき。つまり、血液の流れに乗らないでも到達するとき
: [[オートクリン]](自己分泌)|分泌物が、分泌した細胞そのものに作用するとき

#br


> カテゴリー: [[腺>category/腺]] | [[分泌>category/分泌]] | [[細胞活動>category/細胞活動]] | [[ホルモン>category/ホルモン]]


 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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