副神経 のバックアップソース(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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''副神経''とは、第11脳神経。すべて[[筋]]を動かす[[運動性]]の[[神経線維]]から構成される[[脳神経]]。大きく2つの部分、[[内枝]]と[[外枝]]に分けて考えることができる。内枝は、[[のど]]、特に[[喉頭]]の筋を[[支配]]し、外枝は[[僧帽筋]]と[[胸鎖乳突筋]]を支配する。内枝は[[延髄]]から、外枝は[[脊髄]]から起こる。 [[頚静脈孔]]を通って[[頭蓋腔]]をでるが、このときだけ1本の[[神経]]にまとまる。その後、[[内枝]]と[[外枝]]に分かれ、内枝は一緒に頚静脈孔を出た第10脳神経の[[迷走神経]]と合流し、のどの筋へ。外枝は[[僧帽筋]]、[[胸鎖乳突筋]]の上部へ。これらの筋はどちらも[[二重神経支配]]を受ける筋で、副神経の他に[[頚神経叢]]の支配も受ける。 脳から出る部位も、内枝は延髄から延髄根として出て、外枝は脊髄側索から脊髄根として出る。 *** 脳神経核 [#fdde6341] 「延髄根→内枝→喉頭の筋」の神経線維は延髄の疑核から起こる。 「脊髄根→外枝→僧帽筋、胸鎖乳突筋」の神経線維は脊髄の副神経核から起こる。