頭頂骨
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
頭頂骨とは、頭蓋骨のひとつで、頭のてっぺん(頭頂)から頭のま後ろの一番でっぱっているあたりまでの広い範囲にある骨。左右1対あって、正中で接している。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 頭頂骨 | とうちょうこつ |
英語 | parietal bone | パライエタル・ボウン | |
ラテン語 | os parietale | オス・パリエターレ |
頭部のうち、頭頂骨のある位置に対応する皮膚の場所のことを頭頂部という。
前方で前頭骨と、後方で後頭骨と、左右の外側では側頭骨、蝶形骨と連結して頭蓋冠をつくり、脳を外側から包んで守っている。これらの骨の間の結合は、縫合と呼ばれる動かない関節(不動結合)。左右の頭頂骨の結合(関節)は、矢状縫合という。頭頂骨と前頭骨との間の結合は冠状縫合、頭頂骨と後頭骨との間の結合をラムダ縫合と呼ばれる。
図:頭頂骨とつながる骨(左から見たところ) *4 頭蓋骨のうち、頭頂骨(ピンク色 )と接している骨に色がついている。右から右回りに、後頭骨(黄色 )、側頭骨(緑色 )、蝶形骨((青色 ))、前頭骨(オレンジ色 ) |
*1 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本
*2 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本
*3 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本
*4 Source: BodyParts3D, © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under CC表示 継承2.1 日本