基底膜 のバックアップ差分(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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 ''基底膜''とは、ある種の[[細胞]]と[[結合組織]]との間にある非常に薄い[[膜]]。すべての細胞にあるわけではなく、[[上皮]]、[[脂肪細胞]]、[[筋細胞]]、[[シュワン細胞]]などでみられる。細胞の足場のような層。上皮でよく発達していて、シート状の上皮と、上皮の下にある結合組織との間には1層の基底膜が挟まっている。ちょうど、お花見のときに、芝生(結合組織)に直接座るとチクチクしたりぬれたりするので、レジャーシート(基底膜)を敷いて、その上に人々(細胞)が座っている感じ。

 基底膜は、[[細胞膜]]とはまったく違うもの。細胞膜は[[細胞]]の表面にある細胞の一部だが、基底膜は細胞がつくって周囲に[[分泌]]した物質からできている。細胞膜は[[脂質二重膜]]からできていて、水溶性の物質を通さず、細胞の内外を区切っているが、基底膜は[[コラーゲン]]([[IV型コラーゲン]])など[[タンパク質]]が網の目になっているだけで、水溶性の物質は自由に通り抜けられる。
 基底膜は、[[細胞膜]]とはまったく違うもの。細胞膜は[[細胞]]の表面にある細胞の一部だが、基底膜は細胞がつくって周囲に[[分泌]]した物質からできている[[細胞外基質]]の一種。細胞膜は[[脂質二重膜]]からできていて、水溶性の物質を通さず、細胞の内外を区切っているが、基底膜は[[コラーゲン]]([[IV型コラーゲン]])など[[タンパク質]]が網の目になっているだけで、水溶性の物質は自由に通り抜けられる。


 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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