外旋 のバックアップの現在との差分(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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 ''外旋''とは、[[上肢]]や[[下肢]]、[[眼球]]などの運動の種類のひとつで、位置を変えずにその場で回す動き。回す向きは右の上肢、下肢、眼球では右まわり、左側では左まわり。逆回転は[[内旋]]。
 ''外旋''とは、[[回旋]]の動きのひとつ。回旋とは[[上肢]]や[[下肢]]などの運動の種類のひとつで、位置を変えずにその場で回す動き。外旋で回す向きは右上肢、右下肢では右まわり、左側では左まわり。逆回転は[[内旋]]。

 [[上肢]]、[[下肢]]では、いま[[内側]]を向いている部分を[[前方]]に向けるような動きともいえる。上肢、下肢が外旋できるのは、外旋できる[[関節]]があるから。これは[[肩関節]]と[[股関節]]。どちらも[[球関節]]なので可能。[[肘関節]]、[[膝関節]]、[[手首]]、[[足首]]などではこの動きはほとんどできない。手首が回るのは、[[前腕]]で[[橈骨]]と[[尺骨]]の間がねじれるためで、これは[[回外]]、[[回内]]という別の動き。
|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|外旋|がいせん|
|>|英語|lateral rotation |''ラ''テラル・ロー''テ''イション|
|~|~|external rotation |エクス''タ''ーナル・ロー''テ''イション|

** 外旋できる関節 [#he011cc7]
: [[肩関節]]と[[股関節]] |  内旋・外旋の運動ができる代表的な[[関節]]。これらの関節は[[球関節]]と呼ばれるタイプでいろいろな方向に自由に動くことができるため。肩関節は[[上腕]]を内旋・外旋させ、股関節は[[大腿]]を内旋・外旋させる。
: [[膝関節]] | 球関節ではないが、関節の形の特徴から、膝関節が屈曲しているときだけ、[[下腿]]を少し内旋・外旋させることができる。

- [[肘関節]]、[[手首]]、[[足首]]などでは動きの方向が制限されているので、内旋・外旋はできない。
- 手は内旋・外旋することができるように感じるが、これは手首の回旋ではなく、[[前腕]]で、手首と[[橈骨]]が[[尺骨]]のまわりで、回転しながら位置がねじれるためで、これは内旋・外旋とはいわず、[[回外]]・[[回内]]と呼ばれる。

>  [[眼球]]の動きでも外旋と呼ぶ回転の向きがある

> カテゴリー: [[方向>category/方向]] | [[運動>category/運動]]

 
 

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