微絨毛 のバックアップ差分(No.3)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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 ''微絨毛''とは、[[細胞]]の表面に生えている細い突起の一種で、ふつうたくさん集まって毛のように生えている。微絨毛は[[線毛]](繊毛)とはちがって、波打つように動くことはできない。

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|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[微絨毛]]* |びじゅうもう|
|~|一般|[[微柔毛]]*,** |びじゅうもう|
|~|一般|[[微柔毛]]*,** |~|
|英語・ラテン語|単数|microvillus*** |(英語読み)マイクロヴィラス &br; (ラテン語読み)ミクロウィルス|
|~|複数|microvilli*** |(英語読み)マイクロヴィライ &br; (ラテン語読み)ミクロウィリ|
|>|>|>| * 微絨毛の「絨」は、絨毯(じゅうたん)の「絨」で、絨毯のように毛がびっしりと生えそろっている様子を表す言葉。ただ、この字が難しいことから、高校以下の教科書をはじめとして、一般に使われる言葉としては、「絨」を「柔」に置き換えて、[[微柔毛]]と書くことがある。同じような言い換えは[[絨毛]]にもある &br; ** 解剖学ではこの漢字は使わない。[[異体字]]を参照 &br; *** 1つの細胞に多くの微絨毛がまとまって生えていることが多いので、ほとんどの場合、複数形を使う |f
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| * 微絨毛の「絨」は、絨毯(じゅうたん)の「絨」で、絨毯のように毛がびっしりと生えそろっている様子を表す言葉。ただ、この字が難しいことから、高校以下の教科書をはじめとして、一般に使われる言葉としては、「絨」を「柔」に置き換えて、[[微柔毛]]と書くことがある。同じような言い換えは[[絨毛]]にもある &br; ** 解剖学ではこの漢字は使わない。[[異体字]]を参照 &br; *** 1つの細胞に多くの微絨毛がまとまって生えていることが多いので、ほとんどの場合、複数形を使う |f
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 微絨毛の一本一本を見分けるには[[電子顕微鏡]]でないと難しいが、ふつうの[[顕微鏡]]([[光学顕微鏡]])でも、微絨毛がびっしり生えそろっていると、そこが細胞の縁取りのようになってみえることもある。これは、[[器官]]によって[[刷毛縁]]、[[線条縁]]などと呼ぶ。

 微絨毛の内部には、[[アクチン]]でできた骨組があり、その形を保っている。

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> カテゴリー: [[細胞小器官>category/細胞小器官]] | [[微細構造>category/微細構造]]

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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