眼球 のバックアップの現在との差分(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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 ''眼球''とは、動物の目(眼)がボールのような形になっていて、まわりの構造から独立して動けるようになっているもののこと。脊椎動物の目がこれ。顔の向きと別に見る向きを変えやすく、そのとき視覚がその影響を受けないのがメリット。
#author("2020-09-27T17:49:14+09:00","","")
> [[目玉]]でこの項目を参照しています

* 眼球の構造 [#hf598aac]
> 関連する内容が[[眼]]の項目にあります

 ''眼球''とは、''目玉''のこと。ヒトの眼球は、大人で直径2.4cmぐらいの球。ピンポン玉や10円玉よりも小さい。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[眼球]]|がんきゅう |
|~|一般|[[目玉]]|めだま |
|>|英語|eyeball|''ア''イボウル |
|~|~|bulb of eye|''バ''ルブ・オブ・''ア''イ |
|>|ラテン語|bulbus oculi|''ブッ''ルブス・''オ''クリー |

 ''眼球''とは、動物の[[目>眼]](眼)がボールのような形になっていて、まわりの構造から独立して動けるようになっているもののこと。ヒトの目をはじめとして、脊椎動物の目はこのタイプ。眼球は向いている方向を変えて,[[顔]]の向きとは別の方向を見ることができ、そのとき見え方が乱れたりしないのがメリット。

** 眼球の場所 [#nc8c90ba]
 眼球は[[顔面]]の内部に大部分が埋まっていて、その一部だけが「目」として外から見えている。[[頭蓋骨]]にある眼球が入っているくぼみを[[眼窩]](がんか)という。また、顔の[[皮膚]]にある眼球がみえるすき間を[[眼裂]](がんれつ)という。

** 眼球の構造 [#hf598aac]
 眼球の構造はよくカメラにたとえられる。
|カメラの構造 | 眼球の構造 |
|~カメラの構造 |~眼球の構造 |
|レンズ |[[水晶体]]([[レンズ]]) |
|絞り |[[虹彩]]([[瞳孔]]) |
|フィルム(CCD素子)の位置 |[[網膜]] |
|カメラの本体 |[[眼球]] |
|レンズの蓋 |[[眼瞼]]([[まぶた]]) |
|カメラを構える手 |[[眼筋]]([[外眼筋]]) |

上に上がらなかった構造では、
- [[毛様体]]:遠近のピントを変える(カメラのピント調節とは方法が違う)、眼房水(眼球内の液体)を分泌する
- [[視神経]]:もし例えるなら、カメラとコンピューターをつなぐケーブル



> カテゴリー: [[感覚器>category/感覚器]] | [[器官>category/器官]] | [[眼>category/眼]] | [[頭頚部>category/頭頚部]]

 
 

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